Fra Danmark -roskilde festival-

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    お久し振りです!

    夏が来ています!

    デンマークの夏で最も素晴らしい事の一つは、野外音楽フェスティバルです。

    デンマークのミュージックフェスティバルは人気があり、毎年多くの若者たちが、これらのイベントを楽しみにしています。


    デンマークで最も有名なミュージックフェスティバルはロスキレフェスティバルです

    フェスはコペンハーゲンの郊外、ロスキレという町で開催します。

    それはヨーロッパ最大の音楽祭の一つで、毎年十万人以上の人々がフェスに集まります。

    フェスティバルではコンサートと美味しい料理、様々な興味深いイベントでいっぱいです。

    フェスの中で最も人気のあるアーティスト、例えばレディオヘッドやリアーナのようなアーティストが、このフェスティバルでは演奏します。


    私は昨年、日本に住んでいた時、フジロックフェスティバルに参加しました。

    私の考えでは、日本のフェスティバルとヨーロッパのフェスティバルの最大の違いは、

    ヨーロッパではすべてが非常に汚れている事、誰もが非常に酔っている事、

    しかし日本では、誰もが素敵に活動しているのと、場所が清潔です。

    また、デンマークでは、多くの人が裸であります。

    インターネットでロスキレフェスティバルを検索すると、、、多分あなたは理解します。




    ロスキレフェスティバルで演奏するのは、今現在、デンマークで最も人気があるアーティストばかりです。

    ここからは、色々なデンマークのアーティストを紹介します。


    最初に私は"vinni who"と呼ばれるアーティストを紹介したいと思います。

    ロスキレフェスティバルでは、オレンジステージと呼ばれるメインステージで、

    デンマーク人アーティストがフェスティバルの一番最初に演奏するのが伝統になっています。

    そして、今年のミュージシャンはその"vinni who"です。

    彼はポップスやディスコ音楽を作り、2010年の"Remedy(救済)"という曲で有名になりました。

    現在、彼の新しい曲"39"がラジオでヒットにしています。私は彼の音楽が大好きです!





    他に好きなバンドは"When Saints Go Machine"。

    このバンドは今年もロスキレフェスティバルの大きなステージで演奏します。

    このバンドは昔からデンマークで人気があり、これらは私の好きな曲です。





    "MØ" はデンマークの新人アーティストで、2013年3月に彼女の最初のヒット曲で有名になりました。

    "Pilgrim(巡礼者)"というヒット曲です。


    デンマークでは、ロスキレ•フェスティバルで演奏するのは、あらゆる新人アーティストの夢です。

    そしてフェスで演奏することは、明るい未来が来ることを意味します。





    もちろん、ロスキレで演奏するデンマーク出身のアーティストの中には、デンマーク語で歌うアーティストもいます。

    例えば、"Nephew" ("甥")と呼ばれるバンドと "Marie Key"という名前の歌手です。

    彼らは今年一緒に曲を作りました。聴いてみてください!








    最後に、フェスティバルで演奏するスカンジナビアの他の国からのバンドを聴いてみましょう!









    楽しんでね!


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      私が住んでいるオーフスは典型的なデンマークの都市です。

      都市では、古くからの建築の記憶がたくさんあります。

      例えば小さな通りやとレンガの道路など。つまり、建築について、オーフスは昔気質の都市だと言えるでしょう。

      しかし、オーフスの街を歩けば、次々とカラフルな落書きとウォールアートが目に入って来ます。



      オーフスではどこでも色々なストリートアートを見ることができますし、公共の場で、毎週、新しい作品が発見されます。

      このモダンアートと一緒に、昔からの建築が混在しています。

      これは、私の一番好きなものの一つです。

      これから、オーフスの街にある人気作品のいくつかを紹介します。



      ます、1983年に描かれた有名なウォールアートをお見せしたいと思います。

      壁の絵は、笑った太陽の絵と「原子力 ? おことわり」というテキストです。

      デンマークでは70年代から80年代の間、人々は原子力発電に抗議していました。

      そして、彼らはその抗議のためのロゴとして、この画像をチョイスしました。

      現在、このウォールアートは世界中で知られていて、デンマーク政府によって保護もされています。

      *英語での解説になりますが、こちらもどうぞ →→→ ☆☆☆



      次に、私がお見せしたい作品は"カモメのキス"と呼ばれているウォールアートです。

      この作品は1985年に「Hans Oldau Krull」というマルチアーティストによって描かれました。

      オーフスは「Krull」の故郷なので、皆さんがこの街を訪れれば、彼の他の作品も見ることができるでしょう。

      また彼は壁画だけでなく、彫刻も作りました。彼の作風はとてもユニークなので、彼の作品とすぐに分かります



      私はオーフスストリートアートの古くからある作品についてお話しましたが、実際は街中のほとんどすべての作品は最近制作されました。

      ここ数年の間に、ストリートアートはだんだん人気となっているためです。

      例えば数人のグラフィティアーティストは、ロンドンのバンクシーのように、世界中で有名になりました。

      デンマークで最も有名なグラフィティアーティストは「HuskMitNavn」です。

      「HuskMitNavn」の意味は「私の名前を覚えてください」

      面白いことに、このアーティストのアイデンティティは不明、そして、誰も彼の名前を知りません。



      最後に、私は皆さんにオーフスの通りから見ることができる素晴らしい作品をお見せしたいと思います。

      オーフス美術館の上にある大きな虹は、間違いなくオーフスで最も有名な作品です。

      *英語での解説になりますが、こちらもどうぞ →→→ ☆☆☆

      *こちらでは、他にも内側からの画像がたくさんご覧いただけます →→→ ☆☆☆

      インタラクティブなこの作品は、デンマークとアイスランドのアーティスト「Olafur Eliasson」によって設計されました。

      彼は、光と空間と色への関心で知られています。ですので、この虹は彼の作品の代表作とも言えるでしょう。

      2004年より虹の一般公開を始めました。

      あなたが美術館を訪れた時、この虹の内側から、いろいろな色のオーフスの街並を見下ろすことができます。これは素晴らしい経験だと思います。

      あなたがもっと知りたいと思ったら、是非!!オーフスに遊びに来てください!

      Plus ++++ オーフスに関するニューヨークタイムスの記事もご覧ください ☆☆☆




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        ハロー!私は美術史と日本語を学んでいる25歳の学生のアンナといいます。

        デンマークのオルフス(Århus)にある小さな街に住んでいて、アートやカルチャーにとても興味があります。

        私は自由な時間には本を読んだり映画を観たり、美術館やコンサートに行ったりして、

        この小さな街で起こっている様々なエキサイティングな出来事を探索するのが大好きです。


        このブログでは、デンマークの若者たちがどんな楽しみを過ごしているかを皆さんにお伝えしたいと思います。

        特にここ、オーフスで今もっとも人気のあることをご紹介します :)



        写真に写っている映画館は、先週の土曜日、友人と映画を観に行ったオーフスの中心地にあるMetropolという古い映画館です。

        この映画館は、オーフスにある4つの映画館のうちの一つです。

        他の2つの映画館は、ここよりもはるかに大きく、3D映画の上映もおこなっています。

        最後の一つの映画館は、ここよりも小さく、アート作品やインディペント作品などあまりポピュラーではない映画を上映しています。

        そしてMetropolがオーフスの中で私の一番好きな映画館です。



        これは今、デンマーク国内でもっとも人気のある映画のポスターです。

        ここデンマークでは、若い人たちは映画を鑑賞するのが大好きですが、実際、老若男女問わず皆鑑賞します。

        お年寄りの方はよくここに映画鑑賞に来ます。中年の方や小さな赤ん坊を連れた夫婦もここを訪れます。

        ここでは「Baby boo」と題した赤ん坊を持つ家族の為の特別上映を開催したり、

        またある夜には、館内の一番大きなメインスクリーンを使用して、

        「カサブランカ」や「風と共に去りぬ」などの名作古典映画の上映イベントなどを開催しています。

        そして、たくさんの人々がこれらの映画を目的に来館します。

        またこの映画館の支配人は、フランス映画とフランスのお菓子を提供する、

        「フランス映画特集」といったような様々なテーマを設けたイベントを開催しています。

        私も一度だけ「日本映画ナイト」の際、『Postman Blues』を鑑賞し、わさび豆を頂きました。




        先程の写真に戻って一番左に写っているポスターの映画は『HUSH PUPPY』、私もまだ観れていません。




        そして中央のポスターの映画は、クエンティン·タランティーノ監督の『ジャンゴ』

        私が先週の土曜日に観に行った映画です。

        1800年代の奴隷制を扱った西部劇で、とても面白かったのですが、とても血みどろでした!


        最後に一番右のポスターの作品は『JAGTEN(邦題:偽りなき者)』

        デンマークでも特に有名な俳優マッツ・ミケルセン主演の映画です。

        彼はまた、ジェームズ・ボンド映画『カジノ・ロワイヤル』で悪役を演じ、デンマーク国内では誰もが彼を誇りに感じています。



        この映画『JAGTEN(邦題:偽りなき者)』を監督したトマス・ヴィンターベアの私は大ファンです。

        彼は以前『Festen』という素晴らしい作品を監督し、とても繊細ななテーマを扱う事からたくさんの映画賞の栄冠に輝きました。



        そして今回の『JAGTEN(邦題:偽りなき者)』は、小児愛者として非難される男性保育士の物語です。

        主演のマッツ・ミケルセンはこの映画で、第65回カンヌ国際映画祭の男優賞に輝き、今や世界中で知られる存在です。


        また現在、世界中でもっとも注目を浴びているデンマーク映画は、Nikolaj Arcelが監督した『A Royal Affair』です。



        『A Royal Affair』は、最優秀外国語映画賞部門としてオスカーにノミネートされていて、デンマーク国中この栄冠に輝くことをを望んでいます!

        そしてマッツ・ミケルセンも、この映画の中の主要な登場人物の一人です。



        私は交換留学生として五か月間、日本に滞在していましたが、

        日本の映画館に最初に行った時、観客が映画を観ながら飲食をすることにとても驚きました!!!

        これはデンマークでは全く許可されていません。

        私たちが映画館内で食べることが出来るものといえばポップコーンです。

        デンマーク国内、一部の大きな映画館ではチーズトッピングのナチョスの販売を始めましたが、NО!ホットドッグ、パンケーキ、ポテトです。

        あなたがもし食べ物を持ちこんだりしようものなら、外に放り出されます。

        デンマーク国内の映画館で、従来からありもっとも人気のある飲食物は、ポップコーンと炭酸飲料です。

        この写真のように。そしてこれは私が買ったもの。





        映画を観る際、ポップコーンを買わない場合、あなたはキャンディを買う事もできます。

        デンマークの映画館では、この写真のようにたくさんの種類のキャンディから買う事ができます。

        袋の中に好きなだけキャンディを詰め込み、レジ近くの計りで重さを量り、レジで代金を支払います。

        私はこれはデンマーク国内だけの特別なことだと思い、未だに他国でこの光景を見たことがありません。


        この写真は、私がキャンディを購入する前に重さを量っているところ。

        そして右の写真はフローズンドリンクマシーン。デンマーク国内のいくつかの映画館の新しい設備です。



        作品上映開始前の10分から15分の間、コマーシャルが上映されます。

        館内では、静かにしておしゃべりなどせず、動いてはいけません :) 日本でも同じだと思いますが。

        しかし、私がスペインや南米の国で映画館に試しに入った際、人々はとても騒がしく、話し声もとても大きかったです。

        これはデンマーク人として、とても奇妙な体験でした :)


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          今回のユーロカップでも優勝しました王者Spain。

          国民の熱狂的なファンも他国に比べて多い証拠に、シーズンONOFFに関わらず、日頃からあちらこちらでサッカーへの熱を感じます。

          まず空港に降り立った先の一番最初に現れるショップが珈琲ショップでもファッションショップでもなくコチラ。


          ここは勿論空港内なので、現地の方というより海外の方がほとんどですが、同じお店がショッピングモールや路面などあらゆるところに存在します。


          また、地元密着のスーパーでもこのようなポテトチップスがごくナチュラルに陳列されています。

          その上、価格も他のポテトチップスと特に差異ないのです。



          お土産屋さんにもこのようなグッズが政治家などのキャラクターと肩を並べています。



          中心街ではこうした試合のチケット販売が日常茶飯事です。




          地下鉄の中の自動販売機で売られていうものはジュースなどではなくサッカーストラップ。

          地下鉄を待っている時間にさっと買えますね。



          蚤の市で、子供から大人まで群がって、熱心になにかを交渉、交換しているものは選手カードでした。




          フィールドのない海岸で、自由にサッカーを楽しむこどもたちの姿をみていると、彼らにとってのサッカー選手はヒーローで、

          それに憧れ、夢を描く少年たちがまたこうした環境によって新たなヒーローになっていくのだと納得出来るサッカー大国でした。


          written by iide-a-graphica

          Fra Danmark -Amsterdam編 世界一の自転車大国の実態-

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            アムステルダムが世界一の自転車大国だということは有名な話です。

            なにが世界一かと言いますと、国民一人当たりの自転車保有数がです。

            海を開拓して出来た運河の街ゆえに道が平坦で自転車で走るには最適というのがここまで自転車大国になった所以でしょう。


            アムステルダムは、陸路の玄関口であるアムステルダム中央駅から放射状に運河が伸びる水の都。

            メインストリートは歩道、自転車レーン、そして車道及びトラム(路面電車)がきっちり区分けされていて、

            自転車が堂々と公道を走れる環境が整っています。

            自転車を乗る人にとっては、日本よりもずっと整ったこの環境は羨ましい限りです。


            ですが路面は伝統ある街並みを印象づける石畳の道が続いていたり、トラムのレールをまたぐところが多くあります。

            そのため、クロスバイクやマウンテンバイク、ロードバイクの様な競技用自転車を乗っている人はごくごく稀で、

            ほとんどの現地の人々はダッチバイクと呼ばれるタイヤが太く重厚なオランダ製の実用車を利用する傾向にあります。


            この国での自転車とはファッション感覚でという概念やエコを意識するからなどといった流行りごととは無関係に、

            手入れをして何十年も使い続ける生活の一部なるものなのかもしれません。

            日本人の体には大きく重たくごついダッチバイク。

            ですが生活の為にただ使っているというわけではありません。同じ様なフォームの自転車をみんな思い思いに工夫していました。








            written by iide-a-graphica

            Fra Danmark -Stockholm編 ストックホルム市立図書館-

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              ストックホルムには建築界ではとても有名な図書館が存在します。

              その名もStockholms stadsbibliotek。

              直訳するとストックホルム市立図書館。

              なぜこの図書館が注目されているのかと言いますと、その理由は円筒形のフォームにあります。


              こちらは北欧を代表するデザイナー、グンナール・アスプルンド設計。

              Erik Gunnar Asplund


              この図書館はObservatorielundenという公園の中に位置するのですが、

              この丘の頂上にストックホルム天文台があることからこの名前(天文台の丘という意味)を持つとか。

              公園内では親子で湖際に寝そべっていたり、カップルがサンドイッチをほおばる姿も珍しくありません。

              要するに地元民に密着した憩いの場となっていました。

              その中を散策しながら歩くと、なんともない木に誰かの描きかけの絵がかかっていたり、電柱を覆うがごとく貼付けられた絵。絵。絵。



              まるでちょっとした野外ミュージアムです。


              そんな様子を楽しみながら道なりに沿って歩いて行くといつの間にか図書館の門にたどり着きます。


              開館してすぐに行ったにも関わらずこの人の多さ。年齢層も幅広く市民に愛されている図書館ということが伺えます。


              中には階段もあり、二階層になっているにも関わらず天井が高くこの開放感。


              この大部屋のみならず分野によっていくつもの小部屋が更に広がっていて、一日中でもいられそうです。

              旅行となると観光名所巡りで時間に追われがちですが、

              たまには地元の人に混じって、cafeも併設されているここらで少しホッと一息しませんか。


              written by iide-a-graphica

              Fra Danmark -Finland編 marimekkoファッションショー-

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                フィンランドといえば皆さん一番に頭に思い浮かぶものは何ですか?

                ムーミン?白樺?はたまたサウナ?サンタクロース村?トナカイ?

                そうですね、これらは全てフィンランドが発祥です。

                ですが忘れてはいけない、多くの世界的なテキスタイルデザイナーの出身地もここ、フィンランドです。

                皆さんがご存知な代表的なブランドと言えばmarimekko

                同じくらい有名な陶器ブランドiittalaも最近では日本にあるデザインショップなどでよく見かけられます。

                これらのお店は、ヘルシンキの中心地に位置するEsplanadin puistoという一つの大きな公共植物園・公園沿いに位置しているので、

                観光客は必ずと言っていい程通るエリアです。

                Esplanadin puisto
                大きな地図で見る

                フィンランドに到着した初日、marimekkoの店舗にお邪魔したところ、たまたま接客中の話の流れでなんとも素晴らしい情報をいただいたのでした。

                それは、ちょうど明日から二日間、お店の目の前のEsplanadin puistoに特設会場を設けて、

                マリメッコの一般公開ファッションショーをするというものでした。

                早速翌日少し早めに会場へ赴き、カメラマンさながら図々しくも、どセンターのポジションをおさえたのでした。


                ショーはボサノバやサンバなどのブラジリアンミュージックの生演奏の中、

                主にバレーダンサーがそれぞれの服に合わせたテーマのダンスを美しく華やかに舞うもので、

                一般的なコレクションのショーの様にモデルが歩くものとは少し異なりました。



                音楽もまるでカフェにいるような感覚になれるものでしたし、

                ダンサーの踊りやマリメッコの衣装も優しく、ふんわりとしたものばかりでまさに癒しのひととき。


                とてもマリメッコらしいという印象をうけました。


                肌が透き通る程白く、手足が長く、髪や目の色も薄いフィンランド人は、マリメッコ発祥の地だけあって、

                これらの彩色豊かな服はもともと彼らに合わせてデザインされたものなのだと納得させられるほどの素敵な着こなしでした。


                そしてひとつ面白いなと感じたこと。

                それは、同じブランドなのに、国が違うだけでここまでブランドの在り方が異なるものなのかということです。

                日本では若年層を中心に人気のmarimkkoですが、現地では40代〜50代の方々からの支持が強いということです。

                それはショーを見ていても現地に複数ある店舗へ行っても感じました。(勿論若者に見向きもされないというわけではなくあくまで中心となる人気層です)

                経済的に安定している層がまず一番のターゲットだからこそ、こうして世界的に人気が出るまで大きくなれたのでしょう。

                キッチンウェアやインテリアなど特に主婦が求めるものが多く商品となっているのもそう考えるととても自然なことです。


                更には地元の方が日常的に利用する市民図書館を訪れた際に見つけた一冊の本もそれを裏付けるもので、

                マリメッコの生地を買って何を作ろう?という例を多く挙げた本でした。

                驚くべきはその提案内容。

                デザイナーでも無い限り、一般的な人がマリメッコの生地を購入してつくるものと言えば、

                バッグやクッション、エプロンなど、すでに店舗の既製品となるものを真似て作る、

                もしくはカーテンとかタペストリー代わりに壁などに飾る。そんなところでしょう。

                それはそのテキスタイルをいかに崩さず活かすかに重点を置いているからです。

                ですがその本は、親子が日常的に遊ぶ道具としての提案で、

                マリメッコの生地をマリメッコとはわからなくなってしまうくらい小さくびりびりにして"くらげクッション"を作ったり、

                これもまた原型のわからないパッチワークのようなものだったり蝶ネクタイだったり。お手玉のようなこどもの遊び道具になったり。

                マリメッコだからって特別扱いしない、現地の人ならではの大胆で贅沢な発想ばかりでした。


                おしゃれ着と普段着って言うとどっちも必要だしどっちも大事。

                だけど、大好きなものを大切に大切に眺める歓びと、大好きなものだから沢山沢山使う歓び。

                前者も良いけど後者はもっと良いような。

                マリメッコがそんな発見をくれたのでした。


                written by iide-a-graphica

                Fra Danmark -Fælledparken-

                0
                  Fælledparkenという大きな公園の一角に、とんでもないエリアが存在します。

                  この公園のほとんどは大規模な芝生なので犬を散歩させたり、デートの散歩コースだったり、

                  バドミントンなどのアクティビティを楽しむような、ごく一般的光景が通常です。

                  がひとつ茂みの奥を覗くと、巨大なコンクリートコース!



                  公共施設なので誰でも使用可。

                  スケボーやローラーブレード、BMXやキックボードで色んなコースを華麗に滑っています。

                  コースも、初心者が楽しめる平坦なところから中級者向けのウェーブが多いところ、上級者向けの崖のようなところまで様々。


                  見ている方が血の気がひいてしまうような恐ろしいコースも少しの迷いもなく落ちて行く様に滑る彼らは、

                  きっと幼い頃から普通のこととしてやってのけているのでしょう。スリルを楽しむその姿は水を得た魚の様でした。


                  大人から子供まで時間も天気も関係なくいつも賑わっています。


                  もし日本にあれば、きっと技術ある集団が独占して使ったり、良からぬ中高生のたまり場の様な悪の巣窟と化してしまいそうですが、、、

                  ここではタトゥーのおじさんから若いおにーさん、あどけない少年からたどたどしいキッズまで年齢層が幅広く、

                  みんなまわりに配慮しながら仲良く平等に使っています。

                  夕方になると、仕事帰りのようなお母さんがコースの中までキッズを迎えにきて仲良く手をつないで帰っていく姿もみられ、

                  それはまるでよく日本でも見かけられる、ごく一般の公園にお母さんが迎えにくるような光景です。

                  ヘルメットをしているとは言え、あんな小さな子供がやって事故にでもあったら大変だからとやらせない親が日本ではほとんどでしょうが、

                  危険容認でやらせてしまうのがさすが外国。まさに獅子は我が子を千尋の谷に突き落とすの精神。かな?


                  こんな風にお金を使わない健全な遊び場があるのってすごくいいですよね。

                  大人になるにつれて、お金をつかわず楽しめる遊びってすごく限られてくる気がします。

                  デンマークは走る人口や自転車の人口もすごく多いし、散歩(と言っても1h以上が通常)をする文化も根付いているし、

                  自然が沢山あることを有効利用した、自然との共存スタイルが浸透していると改めて感じます。

                  散々魅せられたわたしも、近々スケボーデビューしよう。

                  Fælledparken


                  大きな地図で見る


                  written by iide-a-graphica

                  Fra Danmark -お気に入りのレストラン?-

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                    今回ご紹介するのは、コペンハーゲンでも珍しいハンバーガーのレストラン。

                    バーガーキングやマクドナルドなどのファストフード店は沢山あるし、

                    カフェなどのメニューの中にハンバーガープレートのようなものがあるお店はいくつか知っていますが、

                    ちょっと大人がデートでも使えるようなおしゃれで雰囲気の良いカフェレストランの様でいて実はハンバーガー専門店って、結構異種です。


                    場所はノアポート駅という日本でいう地下鉄の乗り換え駅として一番集まる中心的な駅のすぐ近くなんですが、

                    少し小道に入るためか、周囲に飲食店がないせいかあまり知られていません。

                    名前はHaché。

                    入り口からは何屋さんかわかりませんね。


                    中二階のような立地なので、ドアを開けてから階段を数段登ります。



                    普段はあまりジャンクフードを食べないけれど、ここには何度か通ってしまう訳は、

                    ハンバーグが手ごねなのかしっかりとした厚みでジューシーで美味しいから。


                    ハンバーガーの種類が豊富なので、いつもどれにしようか悩んでしまいます。

                    この写真からはあまり高さが伝わらないのですが、本当に高さのあるハンバーガーです。

                    これだけの高さがあるので、というよりかデンマークではサンドイッチでもなんでも、勿論手でほおばったりはせずにフォークとナイフを使って食べます。

                    野菜もフレッシュでアメリカンなファットフードとはちょっと一線置けます。独断と偏見ですが。

                    ポテトも油が新鮮なのか、結構な量なのにぺろりと最後まで美味しく食べれてしまいます。一本一本がしっかりしてるのも魅力。


                    なんたって注目はポテトの付け合わせのソースです。

                    5種類ほどある中からチョイスできるのですが、

                    スタンダードなマヨネーズから味噌マヨネーズ、チリマヨネーズからレモネードなどどれも美味しいんです。

                    味噌マヨネーズは日本の白味噌を使ってるのかそんな味がしました。

                    レモネードというのはデンマークでは主流のケッチャップと同じくらい国民性のある調味料なのですが、

                    タルタルソースのような感じで、このお店のはホームメイドでスーパーで買うようなものとは少し味が違って楽しめました。


                    デザートは日によってあるときと無い時がありますが、バニラアイスに珈琲をかけたアフォガードは最高に美味しかったです。

                    ある日訪れた時にあったもう一つのデザートメニューはスニッカーズを揚げたようなもので、

                    日本人には馴染みがなさそうな不思議なものでおそるおそる注文したことがありますが、

                    なるほどデンマーク人は好きそうな、濃厚で甘いものでした。

                    日本人ウケはイマイチかなぁ。甘過ぎるのと揚げてあるため胃に優しくないのです。最後まではとてもとても食べられません。

                    甘党で胃が強靭な方は是非TRY!


                    ディナーもランチもあるけど、ディナーだとそれぞれが単品メニューなのですが、

                    ランチはハンバーガー、ポテト、ドリンクセットで100Krくらい(日本円で1500円程度)なので特にお薦めです。

                    ランチで1500円って日本じゃちょっと考えられませんが、デンマークではランチで日本と同じ感覚でこじゃれたレストランなんかに入ると、

                    ランチプライスで平気で3000円くらいしてしまうので本当にこのお店はコストパフォーマンスがいいと思います。


                    朝ご飯を抜いて挑んでも本当にお腹がはち切れそうに満腹になれます。男性も満足なボリューム間違いありません。

                    ホール店員はいつ行っても同じ女性二名で、とても気さくで丁寧な接客をしてくれます。

                    メニューはイングリッシュメニューがあるとはいえ、

                    バーガーの内訳の欄には、やっぱりデンマークにしかないものもあるのかデンマーク語も混じっていて少し困惑しますが、

                    店員さんが英語でも話してくれるので観光客が行っても安心です。

                    Haché


                    written by iide-a-graphica

                    Fra Danmark -Höganäs Design Outlet-

                    0
                      この間、iittala outletに行ってきました。

                      コペンハーゲン市内から車で1時間くらいでしょうか。車ごとフェリーに揺られてスウェーデンへ。

                      スウェーデンにはフィンランドブランドの商品の数々のアウトレットのお店があるんです。

                      正式名称はHöganäs Design Outletといって、マリメッコやアラビアなどフィンランドを代表するブランドが勢揃い。

                      しかもoutlet価格。

                      お目当ての商品があるのなら、交通費をかけてでもここに行く方がお得です。




                      こんな色の器で統一してみたい。



                      イッタラの日本でもメジャーなキャンドルフォルダーは1200円くらいで買えます。安い。



                      特に注目したのは商品でもないこのスペース。

                      レジの後ろに設けられているラッピングスペースなんです。

                      ロールになったいかにも北欧!っていうテキスタイル柄の包装紙二種と、お揃いのシールが用意されていて、購入後セルフでラッピング。

                      状態の良い段ボールの箱もあるので、ちょっとしたギフトにするのに優しいコーナーですよね。



                      すぐ隣にはティーンエイジャー用のファッションのアウトレットのお店や、男性用のスーツ関係のアウトレットのお店など、

                      アウトレットモール街になっていますので家族で来てもゆっくり楽しむ事ができますよ。

                      帰りのフェリーからは、ハムレットの舞台になったと言われるルネッサンス様式の古城、世界遺産でも知られるクロンボー城も眺めることができました。



                      Höganäs Design Outlet


                      written by iide-a-graphica

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